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ボーカルの編集TIPS

  • 執筆者の写真: KAKKA
    KAKKA
  • 2024年9月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年9月18日

歌ってみたの台頭でボーカル編集、特にピッチ修正が当たり前になった。

私もいろんなシンガーに依頼され、それなりの件数をこなしている。

さて、折角なので今回はこのコツを書いてみる。参考になるかどうかは気にしないが。

下記はとあるシンガー(上手いシンガー)のメロダイン解析になる。


見てわかるように、ビブラート部分が大きく揺れている。ピッチが解析で言う正確な状況ではないが、音を聴くと全くピッチのズレを感じない。

逆にぴったりあってそうにあわせても、ズレて聴こえることのある。

このあたりが実がキモで、ピッチって単に正確であれば聞こえが良いのではなく、前後つながりが大きく関係している。

修正しなくても違和感がないなら手をつける必要はない。気になる音がありそのピッチを調整したけどすっきりしない場合は、前後の音がずれてないかも考える必要がある。

調整する上で、特に伸ばしぎみになる語尾部分。オケと馴染んでないレベルでズレているとさすがに聴いててキツイ。

ピッチと同様にタイミングの調整も重要。特にコーラスはぴったり合わせるか否かで全く結果が違う。タイミングが歌のグルーブを作るので重要なのだ。タイミング調整に関わるが、音の長さも大切。メロダインの場合、ハンドルを前後にするけじゃタイミングしか変えられないが、一つの音の最後尾あたりをカットして、そこにハンドルを充てると音を短くできる。この辺りも積極的に使ってスキルを磨いて欲しい。

ただし歌い手の方、修正できてもヘタはヘタなので人前で聞かせたいなら、まじめに練習して素で聞かせられるまで出直せと言いたい。シンガーを名乗りたいなら、カラオケが好きなレベルで名乗るのではない。ちゃんとボイトレして(ちゃんと学ぶこと)スキルを磨くこと。基本的なことが最も大切なのである。テクノロジーに頼ろうと思わないこと。




 
 
 

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